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出会いアプリの英会話

    海外で使われている出会いアプリ

    出会いアプリは世界中で使われていて、外国人の彼氏、彼女が欲しいという人にはもってこいのツールですよね。でも出会いアプリの英会話に自信がないという方、どんな会話から始めればいいかわからない、という人はいませんか?

    出会いアプリの英会話

    私は友達からよく恋愛コミュニケーションの相談を受けます。そんなわけで、この記事では実際に男性から送られてきたメッセージを元に、可能な英会話の展開について解説してみたいと思います。

    Hi / Yo / Hey

    こういう短い挨拶表現だけが送られてきた場合、基本的には返事をする価値はありません。どうしても相手のプロフィールがタイプで気になる、というのであれば同じように「Hi」と短い返事をしてみて、相手が次になんと言ってくるかを見てみましょう。また短い返事しか返ってこないようであれば、相手はあなたにそれほど興味がないので、そこで会話は打ち切ってください。アプリ内の会話ですらあなたに対して時間や労力を投資する気のない相手とチャットするのは時間の無駄です。

    How are you? / Good evening.

    「Hi / Yo / Hey」に比べると少し丁寧ですが、単なる挨拶という印象のメッセージです。特に面白みはありませんが、真面目で誠実な相手がコンタクトしてくれている可能性もあるので、とりあえず返信してみる価値はあります。ただあなた向けにカスタマイズされたメッセージではないため、それほどプロフィールをみたり考えたりすることなく、複数の人を軽くつついてみているという可能性はあります。「I’m good thanks. How are you?」と返して、次に相手がどう出るかを見てみましょう。

    How’s your week going? / How’s your day going?

    「How are you?」とそれほど変わりませんが、もう少し具体性がある質問なので、会話のネタになりそうな自分日常のことを何か一つ話してあげるといいと思います。「I’m juggling with numerous meetings!」などと返すと、「なんの仕事しているの?」などと聞いてくると思うので、自分のことも少し話しつつ、相手の職業などを探るきっかけとして使ってください。

    Happy Friday! Do you have any fun plans for the weekend?

    これも比較的オーソドックスなメッセージですが、「ハッピーフライデー!」には少しお茶目なパーソナリティが感じられてポジティブな印象を与える文です。週末の過ごし方を尋ねる具体的な質問になっているので、自分のパーソナリティを象徴するような週末の予定を一つ教えてあげるといいでしょう。「I’m going to Oxford tomorrow to visit my friend.」などと始めて、相手の趣味や週末の予定を聞き出してみるといいと思います。会話がうまく運べば、週末に会う予定も取り付けられるチャンスなので、会いたいのであればあまり予定がぎっしりであるようなメッセージは送らないほうがいいです。

    Hi there. Tell me about your dancing?

    これは、私のプロフィール写真にダンスの発表会のものが載っていたために受け取ったメッセージです。まず一つ言えるのは、このメッセージを送ってきた相手は私の写真をそれなりにチェックし、私用にカスタマイズされたメッセージを送ってきたということです。さらにいくつか異なる場面で撮られた写真の中でダンスの写真に興味があったということなので、相手もダンスが趣味ということもありえます。「Are you a dancer by any chance?」などと聞いてみることもできます。でも実際は露出度が高い衣装の写真が気になっただけということも大いにありえます。エロトークになりかけたら早めに切り上げるようにしましょう。

    Hi! How are you? Missing Rio?!

    このメッセージは私がプロフィール欄に書いていたリオデジャネイロへの長期出張を終えてロンドンに戻ってきたということを反映して送られてきたメッセージです。このメッセージの送り手は、写真を見ただけではなく私のプロフィール欄のコメントまで読んだということになります。またリオという部分に反応したということで、旅行好きの可能性もあります。「Yes, I am missing Caipirinha on Copacabana… What’s your favourite holiday distination?」などと旅行の会話に進めてみるのが無難かと思います。

    Would you like to come over this morning?

    これは論外ですね。特に「朝」というところが論外!無視するのも気に触るので「No」と送っておきましょう。

    Experts say there is a danger in relationships where one person is better looking than the other. What are your thoughts about that?

    同じメッセージを複数の相手に送っている可能性はありますが、個人的にはわりと好きですね。相手のパーソナリティを探ろうという意思が色濃く見えるからです。この返事はこちらの手腕が問われます。ユーモアとウィットの効いた返信を考えたいところですね。私ならこう答えます。「Bernie Ecclestone totally proved that looks can be compensated by one’s net worth. I’m super good looking. Hope your net worth is sufficient to match up with it!」

    What are you up to this evening? Fancy a random kiss on the street?

    読み方によってはロマンチックにも聞こえますが、出会いアプリでのメッセージとしてはありえないですね。こういうのはスルーしましょう。

    Welcome back from Brazil. Happy to start a mutual support group to survive the winter! What’s happening with you this week?

    こちらは3つの点をクリアしている模範的メッセージと言えます。私のプロフィールには、リオから帰国したということの他に、ロンドンの長く暗い冬を一緒に過ごす相手を探していますと書いていました。よってプロフィールをよく読んだことがわかりますね。さらに「mutual support group」という彼なりのユーモア表現が入っています。そして最後の文は質問形式になっているので、こちらの答えを期待しているのがわかります。

    まとめ

    一般に質問形式になっていないメッセージ、特に自分の予定のことばかりが書かれているメッセージには要注意です。自分のことしか考えていない相手に時間を割かれないようにするためにも、質問以外には答える必要がないことを覚えておいてください。同様にこちらからのメッセージも相手に返事をしてもらいたいのであれば、質問形式にして送るようにしましょう。そういうコミュニケーションへの意志を伝えなければ出会いアプリでの会話はすぐに薄れてしまうものです。

    私は数年前にTinderアプリを使って真剣に恋人探しに取り組みました。6ヶ月ほどの期間、ほぼ毎日空き時間にはアプリを開いて総計何千というプロフィールをチェックし、その結果数百人とマッチし、200人以上とチャットし、20人ほどに実際に会い、3人に恋をし、そのうち1人と今一緒に暮らしています。みなさんも出会いアプリを使って素敵な相手に出会えることを祈っています。