英語の勉強に最適な海外ドラマ

SNSなどを見ていると、かなり多くの日本人がアメリカのコメディシリーズ『フレンズ』を見ながら英語の勉強をしているようですね。笑いどころで笑えている人は、すでにかなり英語ができる人だと思います。

そこまで行き着いていない人でも、シットコム(シチュエーション・コメディ)を見ると、楽しみながら英語に触れることができますよね。私も『フレンズ』大好きですが、他にも楽しみながら英語の学習ができるシットコムがたくさんあるので、いくつかおすすめをご紹介したいと思います。


英語の勉強に最適な海外ドラマ

Friends (フレンズ)

アメリカのシットコムの王道とも言える作品です。1994年に公開されて以来、現在でも世界中で幅広い世代の人に見られているので、会話のネタやリファレンスにも使うことができます。実際、外国人と話していると、「フレンズでロスが〜していたように」とシーンが会話の引き合いに出されることもしばしばあります。

見ているうちに、何だか自分も登場人物の暮らすアパートメントに住んでいるような気がしてきて、登場人物たちが友達のように思えてくる!もちろん現実にこんな友達がいたら、かなり破茶滅茶な日常になってしまうのでしょうが、架空の留学経験と思えば最高に楽しいですよね。

突飛な発言ももちろんある中で、シーンが日常に設定されているので、そのまま使える表現も多く、それが英語学習教材としての人気の秘密だと思います。

How I Met Your Mother (ママと恋に落ちるまで)

こちらは2005年リリースの作品なので、私にとってはフレンズよりも、もう少し世代が近くより身近に感じることができる作品です。フレンズと同様にニューヨークを舞台に、5人の友達を巡る日常を描いたコメディですが、ほとんどすべてのエピソードにおいて「あるある!」と共感できる、とてもリアルに描かれた作品で共感できるところが多いのも魅力です。

私は主人公たちの年齢設定である20代から30代をロンドンで過ごしてきましたが、ニューヨークの彼らと非常に似たような経験をしてきたように思います。おそらく大都市に暮らす多くの若者が、仕事でも恋でも、たくさんの夢を描きながら、同じような人生の過渡期を過ごしてきたのではないでしょうか。

きちんと画面を見なくても、つけておくとなんだかほんわか楽しい気分になるドラマです。9シーズンもあるので流しっぱなしもOK。

Two and Half Men (チャーリー・シーンのハーパーボーイズ)

アメリカ西海岸のマリブビーチの豪邸に暮らす2人の兄弟と、弟の息子を描いたコメディ。兄弟の破天荒な情事も描きながら、息子や家政婦を巡って心温まるシーンもある大好きな作品です。

主役を演じていたチャーリー・シーンが降板してからは、アシュトン・キャッチャーがバトンを引き継ぎ、大金持ちのオタクという絶妙なキャラクターを演じています。

Young Sheldon (ヤング・シェルドン)

別のシットコム『ビッグバン・セオリー』のスピンオフシリーズなのですが、私はオリジナルよりもこちらの作品の方が断然好きです。Two and Half Menと同様、チャック・ローリーの作品で、ちょっとませた子供の目を通して見た家族をめぐる日常が描かれています。

子供時代を振り返るという設定で描かれているため、セットや登場するテレビゲームなど、少しレトロなデザインになっているのも、30代以上の人にとってはノスタルジアをそそるかもしれません。

Not Going Out

イギリスのシチュエーション・コメディも1つご紹介しておきます。これは2006からBBCで放送されているリー・マックのコメディですが、上記のアメリカ作品と比べるとだいぶトーンが異なります。イギリスの「Understated(控えめな)」笑いを体験したい人にはぜひ一度見ていただきたい作品です。

とはいえよくある日常のシーン設定で、それほどブラックなイギリスジョークというわけでもないので、幅広く楽しむことができると思います。特に初期のリーとルーシーの恋模様を描いたエピソードでは、アメリカ作品的なロマンティックな場面もあり、20代の人も多く共感できるはずです。


なぜシットコムで英語を学ぶのか

場面が日常設定

とにかくシーンの設定が日常なので、普段ネイティブが使うような表現を学びやすいです。サイエンスフィクションなどを題材に英語を学ぼうとすると、そうは行かないですよね。比較的テンポは速いものの、政治や法律用語、科学や医学用語など専門的な単語が連続して出てくるようなことはほぼありません。

軽い内容なので、普段の友達との会話の延長のような感覚で学ぶことができます。フレンズで話されている会話の内容は、一般的な20代、30代が普段話していることとほぼ重なっています。よってテレビを見ているだけで、ニューヨークに留学したような経験がえられてしまうというわけです。

各エピソードが短くエピソード数が多い

また、1作品の長さが30分弱と短いのも語学学習に魅力的な点です。あまり長いコンテンツを使うと、集中力が持ちません。繰り返し見るのにも、30分以下のものだと便利ですよね。

また、映画と違ってエピソード数が多いので、英語学習にたくさんの時間を費やすこともできます。同じキャラクターの声を聞いていると、喋り方の特徴などにもだんだん慣れてきて、聞き取りやすくなってきます。

とにかく楽しい

英語の勉強ということになると、スクリプトを持ち出してきたり、10秒おきに動画を止めてノートを取ったりという行動に移りたくなってしまう気持ちもわかります。でも、シットコムで英語を学ぶ一番の利点は「楽しめる」というところにあります。楽しいことならたくさんの時間を費やすことも出来ますし、長期にわたって続けることもできます。

もしあなたが実際にニューヨークに行って、モニカやレイチェルのアパートメントに一緒に暮らしていたとしたらそらくわからない表現があっても10秒おきにシーンを止めるなんてできないはずですよね。最初はわからなくてもいいんです。1エピソードで辞書をひく単語は3単語くらいでいい。それよりは見続けて、英語を聞くことに時間を費やすことを優先してみてください。


シットコムを見ながら英語を学ぶ際のポイント

聞き取れない時は英語字幕

NetflixなどVODプラットフォームでドラマを見ることの利点は、字幕の言語を自由に選べることです。日本語字幕で見ることもできれば、英語字幕に切り替えることもできます。

英語の勉強は自分のレベルにあった教材を使うことがとても重要です。だいたい聞き取れるということであれば、字幕はオフにしてしまいましょう。もし話についていけるほど英語がわからないということであれば、英語字幕を表示させて見るようにしましょう。

基本的に日本語字幕に頼るとあまり勉強にならないので、このオプションはなしです。英語字幕を読むと、リーディング力に頼ってしまうことにもなりますが、会話のスピードで英語の内容を理解する練習になっているので、いずれは役に立つ能力と言えます。

知らない固有名詞はGoogle検索

英語の単語がわからないということとは別に、彼らが話している文化的リファレンスがわからないということもありえます。有名人の名前や、場所の名前など、何か特定の意味を持って使われている固有名詞は、Google検索してみると、ネイティブとの会話に役立つことがあります。英語で自由に会話できるようになるためには、英語だけではなく、文化的な知識があることも大切なことです。

落ち込むような日はシットコム

気分が乗らない日、なんとなく憂鬱な日でも、シットコムを見ると気分が上がりませんか?私は、なんとなくやる気が起こらないという日は割り切って、シットコムをテレビやタブレット画面に映し出しながら、家事をするようにしています。するとだんだんと気分が上がってきて、他のことにもやる気が湧いてくるんです。

皆さんも、いろんなシットコムを楽しみながら英語の勉強を続けてくださいね!