サルサの最も基本的なステップ「ベーシックステップ」のわかりやすい図解と動画付きの説明を探しているなら、ぜひこのページを参考にしてください。サルサのレッスン動画や情報はあふれているのに、本当にわかりやすい図解や説明ってあまりないですよね。筆者自身、サルサを習い始めたばかりの頃、なぜもっとわかりやすい説明や図解がないのだろうとずっと思っていました。
この記事では、イギリスの大学院の博士課程で教育テクノロジーを専攻する筆者が、最短距離でサルサを踊れるようになりたい人のために、サルサのベーシックステップをわかりやすく図解と動画付きで解説しています。筆者がサルサをマスターしたときの論理的なイメージを図にして説明しています。
サイドステップやクロスステップ、スージーQなどのサルサのベーシックステップ以外の他の基本ステップについては、以下の記事も参考にしてくださいね。
サルサのベーシックステップのわかりやすい解説
サルサのステップのカウントは、１、２、３、４、５、６、７、８が基本ですが、４と８でステップは踏まないため、実質的には１、２、３、休、５、６、７、休、と数えます。
また左右の足は必ず交互にステップを踏むので、途中でステップを踏まずに重心を移動させることもありません。つまり右足を動かして、また次のカウントで右足を動かすということはありません。
それでは、１から８までのそれぞれのカウントでのステップの詳細について図解を踏まえて見ていきたいと思います。
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準備
まず普通に立った状態でサルサを踊る準備をします。曲の出だしの部分では、ステップは踏まず、足は静止した状態で準備をします。その代わり腰や肩などを動かしてリズムを取ってビートの始まりを待ちます。
カウント１
ビートがはっきりするところからサルサカウントの開始です。カウントの１で男性は、右足を一歩前に踏み出します。女性は左足を一歩後ろに下げます。
カウント２
カウント２では、男性は左足を、女性は右足を、元あった位置から動かさず、その場でステップを踏みます。
カウント３
カウント３で男性は前に一歩踏み出していた右足を元の位置まで戻してステップを踏みます。女性は後ろに一歩下げていた左足を元の位置まで戻してステップを踏みます。
カウント４
サルサのカウント４では、ステップは踏みません。よってカウント３の状態のまま１カウント待ちます。この際に重心の移動もありませんので、３でステップを踏んだ方とは逆の足を、カウント５で出す準備をします。
カウント５
カウントの５で男性は、左足を一歩後ろに下げます。女性は右足を一歩前に踏み出します。
カウント６
カウント６では、男性は右足を、女性は左足を、元あった位置から動かさず、その場でステップを踏みます。
カウント７
カウント７で、男性は後ろに一歩下げていた左足を元の位置まで戻してステップを踏みます。女性は前に一歩出していた右足を元の位置まで戻してステップを踏みます。
カウント８
サルサのカウント８では、カウント４と同様にステップは踏みません。よってカウント７の状態のまま１カウント待ちます。先程と同様重心の移動もありませんので、７でステップを踏んだ方とは逆の足を、再びカウント１で出せるように準備をしておきます。
サルサのベーシックステップの動画
サルサの音楽に合わせてベーシックステップを踏むとどうなるかは、以下の動画をご覧ください。最初はおそらく「速い！」と感じると思います。途中で２箇所２分の１倍速のスローにしているところがありますので、どのようにビートにステップがはまるのかの確認に使ってください。あとは繰り返し練習するのみです！
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サルサのベーシックステップ男女の動き
サルサのダンスでは、男性と女性が逆の足を踏み出すことによって、二人がシンクした動きをし、ぶつからずに動けるようになっています。よって男女の動きは少しずつ異なります。
一般に男性がリード、女性がフォローすることで、男性の決めた動きに女性がついていくということで即興でダンスを踊ることができるようになっています。以下の図は、上記のベーシックステップを踏む際に、男女の動きがどのように組み合わされているのかを示したものです。参考にしてみてください。
準備
カウント１
カウント２
カウント３
カウント４
カウント５
カウント６
カウント７
カウント８
まとめ
いかがでしたでしょうか？サルサのステップは論理的に考えると非常に単純な動きの繰り返しです。でもこの基本ステップをマスターしないことには、バリエーションのステップを加えたり、また手の動きなどのスタイリングを加えることはできません。
ですので、ベーシックステップは無意識に他のことをやりながらでもできるようになるまで、繰り返し練習してくださいね。以下１から８までのカウントの足の位置をまとめた図解を載せておきます。
こちらは、男女の動きを組み合わせたベーシックステップの図解になります。参考にしてください。
サイドステップやクロスステップ、アラウンド・ザ・ワールドなど他の基本ステップもぜひマスターしてくださいね。
