イギリスのベビー服のブランドは、フランスやイタリアのものとも異なり、クラシックなデザインで、パステルトーンを基調とし、伝統的な柄がモダンにあしらわれているような可愛いものがたくさんあります。また、1年を通して比較的涼しいイギリスの気候のため、春物と秋物は特にイギリスブランドがおすすめです。
この記事では、イギリス在住17年で、現在1歳の女の子のママである筆者が、実際にいただいたり購入したりしたベビー服のブランド体験をもとに、イギリスのベビー服のおすすめブランドを紹介しています!
イギリスのベビー服おすすめブランド
JoJo Maman Bébé
JoJo Maman Bébé(ジョジョ ママン ベベ)は、イギリスの子供服、ベビーウェア、マタニティウェアのブランドです。街中にも店舗があり、いつもショーウィンドウには可愛らしいディスプレイが出ています。マタニティから子供の成長段階までの幅広いアイテムを取り扱っていますが、どれも高品質で肌触りの良いものが多くあります。
JoJo Maman Bébéは、ファッション性と機能性を兼ね備えたアイテムを提供しているだけでなく、環境への配慮も重視していて、持続可能な素材や製造方法を使用しています。また、子供たちの健康と安全を考慮し、品質に厳しい基準を設けているそうです。
洋服に限らず、おもちゃや本、長靴、サングラスや水着といった小物も揃っていて、さまざまな場面で使えるお店です。イギリスのママたちの間でも人気のあるブランドなので、プレゼントなどにも最適ですよ。筆者も出産祝いにこのブランドの服をたくさんいただきましたが、どれもかわいかったです。
Mamas & Papas
Mamas & Papas(ママス アンド パパス)は、イギリスのベビー用品および子供服のブランドです。このブランドは、ベビーカーやベビーベッドなどのベビー用品から子供服、おもちゃなど、幅広いアイテムを提供しています。
Mamas & Papasは、高品質でデザイン性の高い製品を提供していることで知られていて、親たちの間でも人気があります。さらに機能性だけではなく、スタイリッシュなデザインやソフトなカラーパレットにもこだわりが感じられます。安全性や快適性も重要視しており、このブランドの製品は規格や基準に合致していることが保証されています。
The White Company
イギリスのぬいぐるみについての記事にも書いたのですが、このTha White Company(ホワイト・カンパニー)は筆者が個人的に大好きなブランドでもあります。ブランド名の通り、白を基調としたシンプルなデザインが特徴です。
シンプルなデザインでありながら、素材の良さにこだわりのあるブランドなので、このブランドの製品は手触りがとても良いです。ベビー服も白やパステルカラーをベースとした柔らかな風合いのものが多く、とにかく触っていて気持ちいので、赤ちゃんも着心地がいいこと間違いなしです。
Cath Kidston
Cath Kidston(キャスキッドソン)は、ユニークな花柄や可愛らしいデザインが特徴のイギリスのライフスタイルブランドです。実はイギリス人よりも、日本人の間での方がよく知られた人気のあるベビー服ブランドかも知れません。鮮やかな花柄やキャラクターデザイン、ポルカドットなどの可愛らしい柄の製品が多いのも、日本人にファンが多い理由かも知れませんね。帽子やパジャマなど幅広いアイテムを購入することができます。
Cath Kidstonはベビー服専門ブランドではないので、小物などとお揃いにすることができる他、家族みんなで楽しむことができるファミリーコーディネートアイテムも提供しています。親子でお揃いの服やアクセサリーを楽しむことができるのは嬉しいですね。
カスタマイズできるベビー服ブランド
My 1st Years
My 1st Years(マイ ファースト イヤーズ)は、カスタマイズできる子供服やベビーギフトのブランドです。このブランドは、ベビー服やバッグ、おもちゃなどに名前やメッセージなど入れることができるので、プレゼントにもぴったりのブランドです。筆者の娘も、名前入りのバスローブをプレゼントにいただいたことがあります。
とてもしっかりした素敵な箱入ってくるのも人気の理由です。ベビー服だけでなく、可愛らしい木のおもちゃなどもたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。
王室も着るイギリスのベビー服ブランド
王室のベビーや子供たちも着ているイギリスのブランドについてもいくつかご紹介しておきます。
Rachel Riley
Rachel Riley(レイチェル・ライリー)は、イギリスの子供服ブランドで、デザイナーであるRachel Rileyによって設立されました。彼女のベビー服は、伝統的なデザインと現代的な要素を融合させた製品として評価されています。
クラシックでトラディショナルな要素やエレガントなデザインが特徴で、刺繍や柄、繊細なディテールが使われていて、英国王室の子供たちもイベントや公式な場面で着用しています。ロンパースからドレスやシャツまで素敵なものが揃っているので、ウェディングなどあらたまった場面でも着られるベビー服や子供服のチョイスならこのブランドですね。
Mini Boden
Mini Boden(ミニ・ボーデン)は、イギリスのファッションブランドBodenが展開する子供服のラインです。Bodenは高品質でスタイリッシュな大人の衣服のブランドとして知られていますが、子供服専門のラインであるLittle Bodenも同様に人気が出ました。
Mini Bodenは、赤ちゃんから子供までの幅広い年齢層に向けた衣料品を提供していて、カラフルで楽しいデザインが特徴です。子供たちの活発なライフスタイルに合った耐久性と機能性も兼ね備えています。同様に、Bodenのファンである親たちからも高品質で可愛らしいデザインが評価されています。
イギリスのベビー服安めのブランド
イギリスの大手スーパーマーケットチェーンもベビー服や子供服のラインをやっています。お値段は激安ですが、クオリティは満足のものがほとんどです。筆者のおすすめをご紹介しておきます。
M&S
イギリスの有名スーパーマーケットチェーンMarks and Spencerのベビー服ラインは、特にパジャマがおすすめです。何人かの友人から様々なサイズをいただいたのですが、ロンパースは非常に使い勝手が良く、他のブランドのものと比べても脱ぎ着せが断然楽でした。
また、イギリスの涼しい気候にあったロンパースには靴下部分がついているものが多く、秋から冬にかけてのシーズンにはぜひ日本でも活躍すること間違いなしだと思います。
Next
Next(ネクスト)は大人向けの安めのファッションブランドとしてもよく知られていますが、ベビー服や子供服ラインでも優れています。値段が安い割に、落ち着いた色合いやデザインの可愛らしい製品が多く、品質もしっかりしている商品が多いです。
Nextの商品は筆者もよく勝っていますが、伸縮性が良いものも多く、洗っても寄れたりしないのもおすすめする理由です。靴や帽子のラインナップも充実しているので、洋服だけではなく小物もぜひチェックしてみてください。
Primark
Primark (プライマーク)も大人向けの格安ファッションブランドとしてよく知られていますが、ベビー服や子供服ラインも充実しています。とにかく激安のブランドなので、数ポンドでいろんなものが手に入ります。
私は娘が0歳の時に、すぐに壊されてもいいやということで1ポンドのサングラスを購入しましたが、1歳半を超えた今でも活躍してくれています。靴などのクオリティはイマイチかなと思いますが、ベビー服はアリだと思います。
その他
その他、GoergeやTu、F&Fなどもスーパーマーケットチェーンのブランドで、安くて可愛いベビー服が売られています。1点数ポンド程度から購入できるので、遊び着や保育園着にももってこいです。
ちなみにこういった安いブランドの商品をプレゼントでもらうことも結構あるのですが、それはイギリス人の間では全然OKのようです。実用性が高くスタイリッシュなものの方が、無駄に高いブランドのものよりも赤ちゃんをお世話する上では気を使わずにすむのも良いと言えますよね。
イギリスのベビー服のサイズ
イギリスのベビー服のサイズは、センチのサイズがベースの日本のサイズとは異なり、月齢に基づくものです。これは結構厄介で、うちの娘はかなり大きなサイズで生まれたため、新生児のときにもいわゆる「新生児」サイズを着用することはありませんでした(笑)。
イギリスと日本のベビー服サイズの対応表
成長は赤ちゃんによっても違うので月齢で判断するのが難しい場合もありますので、日本サイズとのおおよその対応表を載せておきます。
イギリスサイズ | 日本サイズ |
---|---|
Newborn | 50 |
0-3 months | 50-60 |
3-6 months | 60-70 |
6-9 months | 70-75 |
9-12 months | 75-80 |
12-18 months | 80-85 |
18-24 months | 85-90 |
2 years | 90-95 |
3 years | 95-100 |
ベビー服をプレゼントするならどのサイズ?
月齢に基づくサイズのためか、ブランドによってもかなり違うということもあり、ちょっと苦労することがあるというのが正直なところです。出産祝いなどをお考えの場合は、 イギリス3-6ヶ月サイズのものをプレゼントするのがスタンダードのようです。
イギリスのベビー服の特徴
イギリスのベビー服は、イギリスらしさを兼ね備えていて、そのスタイルやデザインは他の国とは異なるものがあります。一般的な特徴をいくつか挙げてみるとすると、以下のようなものがあります。
クラシックなデザイン
イギリスのベビー服のブランドは、クラシックでトラディショナルなデザインを売りにしているところが多いように思います。古典的な柄や刺繍、レースなどが使われ、伝統的な要素が取り入れられています。
パステルカラーと柄
イギリスのベビー服のデザインには、やわらかいパステルカラーがよく使われていいます。チェック柄やストライプ柄などもありますが、最近の流行りである少し控えめなトーンのものも多く、品のある風合いと柄が特徴となっています。
プラクティカルなデザイン
イギリスのベビー服は、かわいさだけでなく実用性も重視されています。筆者は日本のベビー服とも比較してみたのですが、日本の製品は無駄にボタンが多かったり、スナップボタンが緩かったりしますが、イギリスのものはもっとシンプルで機能的にできています。
天然素材へのこだわり
イギリスのベビー服の繊維には天然素材が多く使用されており、肌に優しい素材が選ばれています。特にオーガニックコットンやリネンなどが一般的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ベビー服は、デザインだけではなく、機能性、耐久性、お値段など大人の服以上に気になるものですよね。イギリスのベビー服は、どの観点からもおすすめできるものが多くあります。数ある商品の中から、あえて筆者がプレゼント第一候補をあげるのであれば、M&Sのパジャマロンパースです。
3枚セットで3000円弱くらいのお土産にもちょうど良い値段ですし、何よりもらって使って大活躍してくれた品です。街中にあるスーパーで買えてしまうので、ぜひ一度店頭で見てみてください!