イギリスのおみやげとしてぬいぐるみを考える人も多いのではないでしょうか?子供のいる人や可愛いもの好きの人に、イギリスならではのぬいぐるみをプレゼントしたら喜ばれますよね。映画でも有名なパディントンベアやくまのプーさんも原作がイギリスですから、イギリスに素敵なぬいぐるみがあることは想像に固くないでしょう。
私も元々ぬいぐるみ好きでよく友達や彼氏からぬいぐるみをもらっていましたが、イギリスで子育てをするようになって、ますますぬいぐるみに注目するようになりました。この記事では、おすすめのイギリスのぬいぐるみブランドと是非プレゼントしたいぬいぐるみのキャラクターについてお話ししていきます。
イギリスのぬいぐるみブランド
ジェリーキャット
イギリスのぬいぐるみブランドの王道といえばジェリーキャット(Jellycat)ではないでしょうか?クマやネコなど動物の定番ぬいぐるみに限らず、野菜やスポーツ用品など、様々なものを題材にした可愛いぬいぐるみも出していて、デパートで新作を見て回るのは私と娘の日常の楽しみともなっています。
ジェリーキャット(Jellycat)はイギリスのぬいぐるみブランドで、特に愛らしいデザインと高品質な製品で知られています。1980年代にロンドンで創業され、その後急速に人気を博しました。ジェリーキャットのぬいぐるみは、柔らかくてふわふわした本当に手触りの良い素材で作られており、動物をはじめとしたオリジナルデザインのぬいぐるみが幅広く展開されています。
このブランドのぬいぐるみは子供たちだけでなく大人にも人気があり、インテリアにもおしゃれなアクセントとして使われています。特定のイベントや季節に合わせた限定版のぬいぐるみも販売されているため、コレクターにとっても魅力的なブランドです。
ハムリーズ
イギリスの最も有名なおもちゃ屋さんであるハムリーズもオリジナルのぬいぐるみを出しています。ハムリーズ(Hamleys)は、ロンドンのピカデリーサーカスに本店を構える世界最古の玩具店で、1760年に創業されました。店内では様々な種類のおもちゃやゲームが販売されていますが、その中には愛らしいぬいぐるみも多く取り扱われています。
ハムリーズのぬいぐるみには、オリジナルデザインのさまざまな動物やキャラクターのものがあります。また、限定版やシーズンに合わせたぬいぐるみもあります。ハムリーズはイギリスを代表する玩具店なので、ロンドンを訪れたらぜひ一度は足を運びたい場所の一つと言えます。
チャーリーベア
チャーリーベア(Charlie Bears)は、2005年創業のイギリスのぬいぐるみブランドで可愛らしいテディベアをはじめとした動物のぬいぐるみを販売しています。このブランドのぬいぐるみは、全て手作りで作られており、高品質な素材が使用されています。個別にデザインされたぬいぐるみは、個々のキャラクターや個性的な特徴を持っていて、それぞれが限定生産されていることもあります。
チャーリーベアは、世界中で熱心なコレクターがいる人気のぬいぐるみブランドとして知られています。多くのコレクターが新しいデザインのリリースを楽しみにしていて、催されるイベントなどにも参加しています。
ホワイトカンパニー
個人的におすすめなのが、ホワイトカンパニー(White Company)のぬいぐるみです。ホワイトカンパニーは、主に家庭用品やアパレル、寝具、バスアクセサリー、フレグランスなどを提供しているブランドですが、ベビーラインを持っていることから、大きな店舗に行くとぬいぐるみも多く置かれています。
一般にホワイトカンパニーの製品は品質が高いくシンプルで上品なデザインが特徴で、ぬいぐるみもその例外ではありません。私も繊細で非常に柔らかく可愛らしい真っ白なテディベアをギフトとしていただいたのですが、インテリアの一部として大事にさせていただいています。
ハロッズ
ロンドンにある世界的に有名な高級デパート「ハロッズ」(Harrods)も独自のブランドのテディベアを販売しています。ハロッズはイギリス最大かつ最も有名なデパートの一つで、その他のハロッズオリジナルのアイテムとともにテディベアも非常に人気があります。
ハロッズのテディベアは、高品質の素材で作られ、豪華で手の込んだデザインが特徴です。バリエーション豊かなデザインやサイズのテディベアが提供されており、それぞれにハロッズらしいディテールやエンブレムが取り入れられています。
特にデパートのシンボルである「ハロッズの緑色の袋」に入っていたり、袋を持っていたりするデザインが有名です。私もピンク色のハロッズのオリジナルバッグに入っているものをプレゼントでいただいたことがあります。デパートで購入できるのはもちろん、ヒースロー空港にも売っているのでチェックしてみてください。
イギリス発のキャラクターぬいぐるみ
イギリスには、書籍やアニメシリーズなどがもとになった可愛らしいくも個性的なキャラクターがたくさんいます。パディントンベアやピーターラビットは日本でもよく知られていますね。その他にもおみやげやプレゼントにぴったりなイギリスのキャラクターがいるので見ておきましょう。
パディントンベア
映画でもお馴染みのパディントンベア(Paddington Bear)は皆さんもご存知でしょう。パディントンベアはイギリスの児童文学作品に登場する架空のキャラクターで、有名なぬいぐるみとしても知られています。このキャラクターはマイケル・ボンド(Michael Bond)によって創造され、パディントンの最初の物語は1958年に発表されました。
パディントンは、ペルーのダーカー族と呼ばれる架空のクマの種族のメンバーとして描かれています。ペルーのジャングルで育った後、遠くイギリスのロンドンに旅立ち、ロンドンのパディントン駅で出会ったブラウン一家に拾われて、その後の騒動や冒険を描いたシリーズが展開されています。
パディントンベアの外見の特徴は、ブルーのダッフルコートと赤い帽子です。この帽子の下にマーマレードサンドウィッチを隠しています。彼は非常に礼儀正しく、いつも誠実で素直な性格の持ち主。世界中で子供たちや大人に愛されており、ギフトやコレクションとしても人気のあるアイテムです。
グラッファロ
パディントンほど有名ではありませんが、イギリスで人気のキャラクターにグラッファロ(The Gruffalo)があります。グラッファロは、ジュリア・ドナルドソン(Julia Donaldson)によって創造されたイギリスで人気の絵本です。1999年に出版され、イギリスをはじめとして世界的にも大きな成功を収めています。
物語は虎の威を借る狐をもとにしたと言われており、小さなネズミが森の中を歩いていると、次々に動物たちに食べられないように巧妙にごまかすというストーリーになっています。ネズミは自分の頭の中で「グラフアロー」という怖いモンスターを作り上げ、他の動物を脅かすのですが、最後には機知に富んだ予期せぬ展開が待ち受けています。
この物語の魅力的なキャラクターたちは、絵本の成功によってぬいぐるみとしても製作されました。グラッファロー自体のぬいぐるみはもちろん、絵本に登場する他のキャラクターであるネズミやフクロウ、へび、キツネなどもぬいぐるみとして販売されています。絵本と一緒にプレゼントするのがおすすめです。
ピーターラビット
ピーターラビット(Peter Rabbit)は、イギリスの作家ベアトリクス・ポッター(Beatrix Potter)によって創造された絵本の主人公で、日本でもよく知られた有名なキャラクターです。最初の絵本「The Tale of Peter Rabbit」は1902年に出版されました。
ピーターラビットは、小さなウサギで、青いジャケットと靴を履いています。好奇心旺盛でちょっとわがままな性格、お母さんウサギから言われても農園の畑に忍び込んでしまいます。物語では、ピーターラビットが農園の主人であるミスター・マクレガーとのドタバタ劇や面白い冒険を繰り広げます。
このキャラクターはイギリス国内でも非常に人気があります。ピーターラビットのぬいぐるみは、子供だけでなく大人のコレクターに向けても様々なデザインが制作されています。ピーターラビットの他にも、ジェムマ・パドルダック(Jemima Puddle-Duck)やトム・キトル(Tom Kitten)など、絵本に登場する他のキャラクターもぬいぐるみとして販売されています。
ちなみにイギリスのオススメ絵本については以下の記事も合わせてご参照ください。
[blogcard url=”https://yuko.tv/great-british-childrens-book-authors/”]
ペッパピッグ
ペッパピッグ(Peppa Pig)は、イギリスのアニメシリーズで、子供向けテレビ番組としてとても人気があります。このアニメは、ネヴィル・アスタリー(Neville Astley)とマーク・ベイカー(Mark Baker)によって制作され、2004年に初放送されました。
ペッパピッグは、ピンクのワンピースと赤いブーツを履いた可愛らしいピンク色のブタの少女「ペッパ」を中心に展開される物語です。彼女が家族や友達とともに、日常生活の中でさまざまな経験をする姿が描かれています。シンプルなアニメーションスタイルとユーモラスなストーリー展開が特徴で、特に就学前の幼児や小さな子供たちに人気の番組となっています。
テレビ番組に登場するキャラクターは、ぬいぐるみも多く製作されています。ペッパのぬいぐるみは、やわらかくて優しいデザインで、彼女の特徴的な外見や個性が忠実に再現されています。小さな子供たちがペッパを相手に遊んでいる姿はイギリスでもよく見かけます。
ひつじのショーン
ひつじのショーン(Shaun the Sheep)は、イギリスのアードマン・アニメーションズ(Aardman Animations)によって制作されたアニメ作品です。この作品は、同じくアードマン・アニメーションズが制作した映画「ウォレスとグルミット」(Wallace & Gromit)に登場する「ショーン・ザ・シープ」のスピンオフとして始まりました。
ひつじのショーンの主人公は、「ショーン」という名前のひつじです。彼は群れのリーダーで、賢く、冒険心旺盛な性格です。物語はショーンと仲間たちが農場で様々なドタバタやユーモラスな出来事に巻き込まれる様子を描いていて、彼らが人間の農場の日常生活をコミカルにおかしな方法で解決していく姿がとても面白いです。ひつじのショーンは、映画などを通して世界的に有名になり、ショーンとその仲間たちのぬいぐるみも多く販売されています。
パズィーベア
ちょっと意外な路線を狙いたい人にはパズィーベア(Pudsey Bear)がおすすめです。パズィーベアはイギリスのチャリティイベントである「Children in Need(チルドレン・イン・ニード)」の公式マスコットキャラクターです。
このイベントはBBC(British Broadcasting Corporation)が主催するもので、イギリス国内および海外の子供たちを支援するための資金調達を目的としています。有名人が寄付を募ると同時に、テレビ放送やその他の催し物でも資金集めが行われます。
Pudsey Bearは、イベントのアイコン的なキャラクターで、茶色いぬいぐるみのくまの姿をしています。彼は黄色い帽子と赤いバンダナを身に着けており、一つの目の上に眼帯をしています。ぬいぐるみや関連グッズの売上の一部がチャリティ活動に寄付されることもあります。
もし上記のキャラクターをあまりご存知ないという方がいれば、以下の記事にイギリスで人気のアニメーションについてもまとめてありますので、合わせてぜひご参照ください。
[blogcard url = “https://yuko.tv/british-animation/”]
まとめ
いかがでしたか?イギリスのぬいぐるみブランドとしては、ジェリーキャットがダントツかなと思いますが、ブランドではなくイギリスならではのキャラクターをプレゼントやおみやげにするのもいいのではないかと思います。
イギリスのぬいぐるみはどこで買う?
ちなみにイギリスのぬいぐるみはどこで買えるのかというと、カードショップや本屋さんが充実してます。イギリスでは誕生日や退職など、ことあるごとにカードを送る習慣があり、町中にカード屋さんがあります。カードショップにはそれほど高価ではないギフト品も多く置かれていて、ぬいぐるみもそれに該当します。CliftonやScribblerと検索してみてください。Waterstonesなどの本屋さんにも絵本と一緒に置かれているのでチェックしてみてくださいね。