イギリスの保育園に通う1歳の娘が、最近よく口ずさんでいる英語の童謡に「Itsy Bitsy Spider」という歌があります。日本語では「静かな湖畔の森の影から」という題名で知られる「カッコウ」歌ですが、英語では「クモ」の歌だったんですね。この童謡には、クモの動きを手を使って表現する振り付けもついていて、イギリスをはじめ英語圏のナーサリーソングとしては定番の歌だそうです。
このシリーズでは、イギリス在住17年の筆者が、イギリスで日本語と英語でのバイリンガル教育をする中での気づきなどを共有しています。バイリンガル教育をやっている方の参考にもなると思いますので、今回は日本人にも馴染みの深いメロディに乗せた英語の童謡「Itsy Bitsy Spider」をご紹介したいと思います。
可愛いウサギの英語の童謡「Sleeping Bunnies」についての以下の記事も合わせてご参照くださいね。
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英語の童謡「Itsy Bitsy Spider」
Itsy Bitsy Spiderの動画
Itsy Bitsy Spiderの英語の歌詞
The itsy bitsy spider
climbed up the waterspout
Down came the rain
And washed the spider out
Out came the sun
And dried up all the rain
And the itsy bitsy spider
climbed up the spout again
童謡には少し異なるバージョンのものも存在しますので「climbed up」の部分が「went up」になっているものもあります。また「Itsy Bitsy」の代わりに「Incy Wincy」という語が使われているものもあります。でも、我が子の反応を見る限りでは「Itsy Bitsy」の方が響きのインパクトが強いのかなと思います。
イギリス英語版Incy Wincy Spiderの動画
以下の動画が「Incy Wincy Spider」というイギリス英語のバージョンになります。
Itsy Bitsy Spiderの日本語訳
ちっちゃなクモが
雨どいを登った
雨が降ってきて
クモを洗い流した
太陽が出てきて
雨はぜんぶ乾いた
ちっちゃなクモはまた雨どいを登った
英語で「Itsy Bitsy」というのはvery smallやtinyと同様に「とても小さい」という意味があります。「Incy Wincy」も同じで、「ちっちゃな」という意味になります。「waterspout」は縦の「雨どい」や排水口などを意味する語ですね。
Itsy Bitsy Spiderの振り付け
- 左右の親指を人差し指を交互に合わせてちっちゃなクモが雨どいを登る様子を表現
- 雨が降ってくるところでは、両手を上から下に振り下ろしながら指を動かして雨を表現
- クモが洗い流されるところでは、両手を中央から左右に開いて流れる水を表現
- 太陽が出てくるところで両手を上にあげ、太陽を作ってかざす
- 最後にまたクモが雨どいを登るところで左右の親指と人差し指を交互に合わせる
以下の動画がわかりやすいと思うので、ぜひ参考にしながらやってみてくださいね。