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英語のパブリックスピーキング緊張対策とプロの克服法

    スピーチやプレゼンなど英語のパブリックスピーキングをする時に、息切れや声が震えるなどという経験はありませんか?人前で話をするというだけで緊張するのに、それが英語でとなると余計に緊張してしまいますよね。

    今はイギリスでテレビのコメンテーターやバイリンガルMCとして仕事をする筆者も、実は緊張しやすい体質で人前で話す際の緊張とこれまで戦ってきました。事前準備や深呼吸など一般に言われていることをやってもなかなか克服できない英語のパブリックスピーキングの緊張ですが、ある簡単な方法で簡単に緊張を解消することができるようになりました。

    筆者自身、もっと早く知りたかった究極の克服法も伝授していますので、最後までぜひご覧ください!

    英語のパブリックスピーキング緊張対策

    英語のプレゼンやスピーチといったパブリックスピーキングの場で緊張するのはとても自然なことで、自分が思う以上に多くの人が経験しているものです。とてもスピーチがうまい人でも、後で聞いてみると結構緊張していたなんてこともあります。

    私もテレビで喋ったりイベントでMCをしたりしていますが、緊張するのはよくあることです。むしろ緊張しなかったときの方が、集中力が鈍っていまいちだったなと思うようなこともあるくらいです。以下にスピーチやプレゼンの緊張対策として事前にできる対策について挙げてみたいと思います。

    事前準備をしっかりする

    やはり緊張対策の基礎となるのは事前準備ではないでしょうか。スピーチやプレゼンをよく練習して、内容をしっかりと把握、理解していれば、不安も自然と軽減するものです。十分な準備ができれば、自信を持って話すことができるでしょう。

    そもそも英語に自信がないという人は、一度発音矯正のコースを受講してみてください。スピーキングに断然自信が付きます!

    緊張をシミュレーションする

    緊張しそうだなと思う場面があったら、事前にできる限りのシミュレーションをしてみましょう。ホテルの部屋から会場に入り、会場のドアを通ってステージに上がって話し始めるまでを、Googleマップを使ったり、会場のホームページをみたりして具体的に当日の自分を想像してみてください。

    このシミュレーションの過程で緊張を感じることができたら◎!当日の緊張はもうそれだけで半減します。シミュレーションの後に、スピーチやプレゼンの冒頭の何パラグラフかを実際にリハーサルしてみましょう。これで当日もスムーズにパブリックスピーキングに臨めるはずです。

    暗記を強いない

    英語のパブリックスピーキングでネックとなるのが、スピーチやプレゼンの原稿を書いたけど、覚えていられず忘れてしまったらどうしよう、というところからくる不安です。それが緊張のもとになってしまっているのであればメモを持って登壇してはどうでしょうか?

    伝えたいことを、ベストな形で伝えるのがパブリックスピーキングの根幹ですから、メモを見ずに言えたら良いということにはなりません。原稿を全部読むのではなく、ポイントごとに書き出して、それをもとに話すように伝えられると良いですね。

    リラックス法

    スピーチ前にリラックス法を実践して緊張を和らげることもできます。一般には緊張したら深呼吸と言われますよね。それ以外にも、瞑想やストレッチ、ヨガなどを行うと効果的です。ただ、これらを行うためには、個室や広い場所が必要だったりします。実際の会議場などでこれらを実践できる場所を確保するのはちょっと難しいかもしれません。

    観客との目を合わせる

    英語のパブリックスピーキングでは、観客とアイコンタクトを取ることを心がけましょう。これはスピーチやプレゼンの印象をよくする効果もあります。でもそれ以上に、観客と目を合わせることで、大勢の前で話しているという気持ちが薄らぎ、普通に1対1などで人と話しているという感覚になるからです。

    さらには、観客の中に優しそうな人や、自分をリラックスさせてくれるタイプの人の顔を探して、その人に語りかけるようにしましょう。相槌を打ってくれる人を相手に話していると、それだけで緊張がほぐれていきます。

    ポジティブな気持ち

    英語のパブリックスピーキングをする際にネガティブな気持ちが先行していると、それだけで余計に緊張してしまいます。ポジティブな心持ちで臨むことが大切です。事前に好きな音楽を聞いてみたり、好きなお菓子を食べてみたりするのも効果的です。

    間違えても気にしない

    完璧を求めすぎると緊張が増大してしまうもの。誰でもミスをするものということを前提に、完璧主義を捨ててプレゼンやスピーチをすることで緊張を克服することができます。

    他人というのは自分が思っているほどあなたの細かい部分を見ていませんし、あなたを厳しく評価もしていません。細かい文法のミスなんてネイティブでない話し手の誰もがおかすミスです。それよりも、個性やユーモアの方がずっとコミュニケーションには重要な要素なのです。

    笑いの要素を入れる

    英語のパブリックスピーキングにおいてはユーモアが非常に重視されます。スピーチやプレゼンの適切な場面でジョークやユーモアを交えることで、話している側の自分も緊張を和らげることができます。ユーモアを加えた部分では少し戯けて、役者になったようなつもりの口調で言ったり、お客さんが笑ってくれたら笑ってくれている間に間を設けるのもポイントです。

    回数を重ねる

    英語のパブリックスピーキングの緊張を克服するには、経験も大切です。何度もパブリックスピーキングを行い、経験を積むことで自信がついていき、いつしか緊張が軽減していきます。

    筆者自身もMCを始めたばかりの頃は、ステージに上がると手が冷たくなっていましたが、何度もやっているうちに自分のできることの範囲という自信がついていきました。また、正直なところ、何度もやっていると細かいことを気にしなくなるのも、緊張克服の一部になっていると思います。

    英語のスピーチの緊張プロの克服法

    上記の方法は、パブリックスピーキングをする上で事前にできる緊張対策で、一般にもよく使われている方法です。ここからお話しする緊張の克服方法は、軍事関係者も使うという呼吸法を用いるやり方です。

    この呼吸法はとてもシンプルですが、普通の深呼吸では得られない劇的な緊張緩和の効果を得ることができ、筆者自身もよく使っています。緊張しているというわけでなくても、心を落ち着かせ、集中力を高めるのにも効果があります。

    また、シンプルな呼吸法なので、ステージなどに登壇した後に行っても周りからバレないというのも利点の一つです。以前にロンドンのウェストエンドの女優さんから教えてもらった別の緊張克服法があったのですが、そちらは全身を使う体操だったので、スピーカーとしてはあまり現場で実践できずに終わり、こちらを取り入れることにしたというわけです。

    究極の呼吸法

    それでは英語のパブリックスピーキングの際にぜひ使っていただきたい究極の緊張緩和呼吸法を伝授します!

    1. まず、鼻からゆっくりと息を吸い込み胸いっぱいに空気を満たします。
    2. 肺に十分空気を吸い込んだら、そのまま息を止めてゆっくりと1から8まで数えます。
    3. それからゆっくりと口から息を吐き出します。
    4. 溝おちのあたりから、腹筋に力を入れて空気を絞り出すように、残りの空気も全部出してしまいます。
    5. その後、普通に呼吸します。

    実際にやってみると、首の後ろから後頭部にかけてあくびをしたときのようなふわっとした感覚がやってこないでしょうか。それから全身を温かいものに包まれるような感覚があって、緊張したときの冷たい感覚が去っていきます。

    1回で緊張がほぐれなかった場合は、ゆっくりと同じ呼吸法をもう一度やってみてください。息を止める秒数を少し伸ばして、10まで数えてから吐き出してみるのも効果があります。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?事前にできる緊張対策と、現場で直前にできる究極の克服法を合わせて使うと、より上手く英語のパブリックスピーキングの緊張をコントロールすることができるようになります。

    緊張するのは当たり前。緊張することで集中力が高まり、より素晴らしいプレゼンやスピーチをすることができるようになります。これは筆者自身も経験を通して感じてきたことです。皆さんも、緊張をうまく味方につけて、英語でも素晴らしいコミュニケーションができることを祈っています。