皆さん、こんにちは!英語のパブリックスピーキング講座を受講いただきましてありがとうございます。このトレーニングを受講されると決意したあなたは、きっと英語を話すことに自信が持てない、人前で英語を話そうとすると不安や恐怖感を覚える、そんな悩みをお持ちなのではないかと思います。
人前に立つと普段の自分の英語力を発揮できずに、言葉に詰まってしまったり、相手に簡潔に情報を伝えることができなくなったりしてしまう、そんな行き詰まりは、講師である私自身がまさに経験してきたことです。
この講座では、パブリックスピーキングのテクニックを伝授するとともに、自信を持って話せるようになるためのメンタル面のスキルも学んでいきます。私はどれだけ多くの人を前にして話すにしても、パブリックスピーキングはコミュニケーションであると考えています。その信念を軸にして、海外メディアでの発言やイベントでのプレゼンを成功させてきました。
この講座を受講した後には、きっとあなたも英語を話すことに対する考え方や、人前に立った時に見えてくる世界観が変わるはずです。
本講座の第一回目であるこのレッスン1では、まずパブリックスピーキングの全体像を掴んでいただきます。パブリックスピーキングとは何なのか、パブリックスピーキングの準備から施行までの基本的なステップ、そしてパブリックスピーキングにとって重要な基本原理について見ていきます。
このレッスンで学んでいただく大枠をもとに、パブリックスピーキングに必要な一つ一つの要素に関するスキルとテクニックをレッスン2以降で学んでいきます。パブリックスピーキングという言葉に対して抱いているイメージには個人差があるかもしれません。でもこのレッスンを通して「コミュニケーション」という意識の重要性とそのパワーと信義について、ご理解いただければ嬉しいです。
パブリックスピーキングとは何か?
この講座のタイトルにもある「パブリックスピーキング(Public Speaking)」は、英語圏ではビジネスに必要不可欠なスキルとしてよく認識されているものですが、実際のところ日本人にはそれほど馴染みがない言葉かもしれません。日本語ではパブリックスピーキングという言葉よりも、「プレゼン」とか「スピーチ」という言葉の方がよく使われているように思います。
そもそも、パブリックスピーキング(Public Speaking)とは、何なのでしょうか?皆さんはこの言葉を聞いて、どんなものをイメージしますか?
定義的に言えば、パブリックスピーキングは、人の前で話すこと全般に関するスキル、あるいはその行為自体を指します。一般には公の場や多くの人の前でスピーチを行うことを指して、ビジネスのプレゼンや、セミナー、会議、演説、パネルディスカッション、面接、講義、教育現場の授業、政治演説など、さまざまな場面で行われるスピーチやプレゼンが含まれます。
でもパブリックスピーキングは、登壇したり人前に立ったりして行うスピーチだけを指すわけではありません。人にわかりやすく情報を話し伝えること全般に適用されるスキルでもあるからです。例えば、先日見た映画の内容を友達に伝えるのにも、初めて会うフィアンセのご両親との会話を盛り上げるのにも、パブリックスピーキングのスキルは大活躍します。非難された時に相手を納得させる説明をするのも、小さな子供の質問にわかりやすく答えてあげるのもパブリックスピーキングです。つまり、パブリックスピーキングは、より効果的なコミュニケーションを実行する、普遍的で非常にパワフルなツールなのです。
以前、イギリス人の映像ディレクターからパブリックスピーキングのトレーニングを受けたときに言われたことがあります。「カメラのレンズの上に、君の最も親しい友人のミニチュアが座っていると思って話してみて。」テレビカメラに向かって話をするのは、その向こうにいる何万人という視聴者に語りかけることです。でもそれは、あなたの知っているとても親しい誰かに語りかけるのと全く同じように行われるべき行為なのです。
パブリックスピーキングの主要なスキル
このパブリックスピーキング講座では、次のようなスキルに焦点を当ててトレーニングを進めていきます。
聴衆とコミュニケーション
先ほども言及した通り、パブリックスピーキングは、多くの場合において「人の前に立つ」という形を取りながらも、あなたのすぐそばに座った親しい友人に語りかけるのと同じように、「相手」がいると言う前提のもとに行われるものです。つまり、その相手の関心を惹きつけながら、情報を的確に伝えるのが理想的なスピーチ、プレゼンということです。よって聴衆の期待やニーズに合わせてスピーチをカスタマイズする能力が求められます。
スピーチの簡潔性と論理性
一般にスピーチは導入、本文、結論という3つの要素を持ち、論理的な流れで構成されています。論理的な構造を持ったスピーチは、聞き手が持つ背景的な知識に関連づけやすくなります。さらに簡潔に整理されたスピーチは、聞き手の記憶に残りやすくなります。よって聞き手のレベルに合うようにわかりやすく情報を整理して、それを論理立ったプレゼンテーションとして見せる能力が必要になります。さらに論理だったスピーチ原稿は、自分にとっても覚えやすく、伝えるのも自然と楽なものになります。
スピーチの明瞭性と表現力
どれほど論理的で簡潔にまとめられた原稿が目の前にあっても、それを人間の話す言葉として伝えることができなければ、パブリックスピーキングとしての価値がありません。人が話す言葉と視覚的表現の組み合わせは、文字で表現された文章よりも人間の記憶に残りやすいことは心理学実験でも知られています。つまり、同じ原稿でも、話し手の表現力によって、そのメッセージの伝達には全く違う結果が生まれるということです。よって、より良いパブリックスピーカーになるためには、そのためのテクニックを身につける必要があります。スピーチを明瞭に実施するアーティキュレーションやトーン、声量をうまく使った表現力が、論理的に書かれたプレゼンやスピーチの価値をさらに上げるというわけです。
非言語コミュニケーション
人がプレゼンやスピーチを行う際には、言葉で明晰に表現されることのない非言語要素もまた、情報伝達において重要な役割を担います。例えば、ボディランゲージ、ジェスチャー、表情、ステージの使い方などが非言語コミュニケーションにあたります。これらの要素を活用して、メッセージを効果的に伝えるテクニックは、パブリックスピーキングに不可欠な要素ですので、この講座でもしっかりと学んでいただきます。
適応力と即興力
パブリックスピーキングが人と人の間のコミュニケーションである以上、柔軟な対応が求められることは否めません。つまり、どれほど準備をして望んでも、スピーチやプレゼンにはその場での変更が求められ、その場の状況に最も適した反応をすることが良いパブリックスピーキングの条件ともなるということです。あなたが言った一言に聴衆が笑ってくれたとき、予想しない答えが返ってきた時、準備をしていなかったその一言をあなたは発さなければいけません。即興力は私自身習得に最も時間を要したスキルかもしれません。でもこの講座では、そのコツをしっかり伝授していきたいと思います。
自信と緊張マネージメント
人の前で話すことは、多くの人にとって緊張を伴う行為です。ところが逆説的にも、話し手が自信を持っていること自体が、聞き手に安心感を与え、情報を効果的に伝える上での重要な要素なのです。よってどんな場面で、どんな経緯でパブリックスピーキングをすることになっても、適切に緊張をコントロールし、自信を持ってスピーチを行う方法を身につけておく必要があります。講師である私自信、メディアでの発言から、イベントのMC、さらには学会発表や講義など、さまざまな場面で話すことがあります。新しい舞台では人並みに緊張しますが、それをどうコントロールしているのか、この講座でとっておきのスキルを伝授します。
効果的なパブリックスピーキングは、アイデアやメッセージを効率的に伝え、聴衆を説得し、人と分かち合い繋がり、そして周囲の人々に影響を与えることができるものであるべきです。私たちが社会において人との関わりの中で生きている以上、キャリアアップや個人としての成長においても、不可欠なスキルであることは言うまでもありません。
幸い、パブリックスピーキングはスキルとして習得でき、練習によって向上させることができます。ここまでに見た、それぞれのポイントにおいて自分の不得意な部分はどの部分なのか、少し見えてきましたか?ここで、上述の5つの点について、一度客観的に自分自身を観察してみてください。
パブリックスピーキングの基本フェイズ
では、実際にパブリックスピーキングを行うとき、私たちはどんなプロセスをたどっているでしょうか?一般に、パブリックスピーキングは、準備、練習、事前確認、実施、評価という5つの基本フェイズから成り立ちます。一度でもプレゼンをやったことがある人なら、常識的な内容かもしれません。でも、自分がどこでつまずいているのか、どこが弱点なのかを把握する上でも重要なことなので、それぞれの基本フェイズに含まれるプロセスをここで一度確認しておきたいと思います。
構築(Construction)
- トピック選び: 対象となる聴衆にとって関連性があり、その人たちの興味を一番引きそうなトピックや主題、テーマなどを選びます。
- 聴衆分析: 聴衆の年齢層、性別、どんなものに興味を持っているか、スピーチに何を期待していそうかを分析して理解します。
- 目的の明確化: スピーチの目的、つまり情報提供なのか、誰かを説得するのか、純粋にエンターテインメントなどを明確にします。
- リサーチ: 上記の情報に基づき、事実、統計、例など集めて伝えたいメッセージを裏付けるための証拠を集めます。
- アウトライン作成: 大きくは導入、本論、結論の3段階構成でアウトラインを作成します。
- コンテンツ作成: 簡潔性と論理性を意識しながらスピーチを執筆し、スピーチの情報伝達をサポートするグラフィックなどを作成します。
練習(Practice)
- リハーサル: スピーチを読みこなし、表現やペース配分を考慮しながらスムーズにスピーチを行えるようにします。
- フィードバック: 友達やコーチなどにスピーチを一度聞いてもらいフィードバックをもらいます。それに基づいて改善点を特定します。
- 修正: フィードバックに基づいて内容、原稿と発話などに修正を加えます。
- 暗記: できるだけメモに頼らずに話せるように、主要なポイント、移行部分、全体の構造などをパートに分けて暗記します。必要に応じて、自分の使いやすいプロンプトを作成します。
- タイムマネジメント: スピーチの時間を管理し、所定の時間内でスピーチが終了できるように調整します。
事前準備(Preparation)
- 会場の確認: 可能であれば事前に会場を訪れ、環境に慣れておきます。バーチャルでも構わないので、事前に一度現場や当日の流れのシミューレーションを行うことは緊張緩和にもつながることが知られています。
- 技術セットアップ: マイクやプロジェクター、プレゼンテーションソフトなどの機器をチェックしてテストします。マイクのタイプなどは、当日着る服やアクセサリにも影響しますので、確認しておきましょう。
- リラクゼーション: 緊張緩和のための呼吸法や音楽、視覚化などのリラクゼーション法を用いて緊張を和らげます。
- 最終リハーサル: 自信を持ってスムーズに発表できるよう、最終的な練習を行います。本番前に一度しっかり声を出しておくことで、よりスムーズに発話することができます。
実施(Delivery)
- プレゼン: 準備と練習フェーズで要してきたものを、一番良い形で出せるように一つ一つしっかりと実践していきます。
- 適応: 聴衆の反応に応じて、適宜準備してきたスクリプトや、伝達の仕方に変更を加える必要もあります。
- インタラクション: 質問を投げかけたり、ユーモアのあるフレーズを言ったり、インタラクティブな要素を取り入れて聴衆との交流を図ります。
評価(Evaluation)
- フィードバック: 聴衆や仲間、コーチなどから最終的なスピーチを受けてのフィードバックを集めます。
- 自己評価: 自分のパフォーマンスを振り返り、良かった点と改善が必要な点を記録します。
- レビューと分析: フィードバックと自己評価を分析し、具体的な改善点を特定します。
- 改善: 得られた洞察をもとに、次回のスピーチのために弱点を把握し、その点を強化しながら改善を図ります。
これがパブリックスピーキングの一連のサイクルとなります。でも先に言及したように、ステージに立って、一度だけ行うプレゼンのようなものがパブリックスピーキングの全てではありません。より日常的に起こるスピーキングの場で、より高いパフォーマンスのスピーチをするためには、準備期間が存在しない分、即興力や論理性などの基礎力を高めておく必要があります。
パブリックスピーキングの原則
それでは、良いパブリックスピーキングとはどんなものなのでしょうか?パブリックスピーキングの主要なスキルのところで見た内容と重なる部分も多くありますが、良いパブリックスピーキングの条件には以下のようなものがあります。プレゼンを準備している人は、自分のプレゼンが以下の項目が満たしているか、どう変えれば条件を整えることができるか、一度確認してみてください。
目的(Purpose)
スピーチやプレゼンの目的が明確であることは、パブリックスピーキングの非常に重要な要素の一つです。そのスピーチが誰かを説得するためのものなのか、何らかの情報を提供するためのものなのか、純粋にエンターテイメントとして聴衆を楽しませるためのものなのか、目的によってパブリックスピーキングの内容も、施行方法も、大きく変わってきます。目的を明確にし、その目的の遂行に沿ったパブリックスピーキングはどのように行えば良いのかを考えることが、まずはじめの第一歩です。
関連性(Relevance)
スピーチやプレゼンの内容は、聴衆が自分にとって関連性がある、自分にとって身近なものだ、自分にとって有益な内容だと思える必要があります。よって聴衆の関心やニーズに合った情報を提供するパブリックスピーキングをする必要があります。逆に言えば、どんなに良いスピーチやプレゼンでも、対象からずれた相手に対して話したのであれば、それは良いものとはならない可能性もあります。相手を知り、その相手のために話すという考え方は、それくらいパブリックスピーキングにおいて重要な観念なのです。聴衆のバックグラウンド、興味、期待を考慮し、彼らが理解しやすい形で情報を提供する努力が必要です。
聴衆の参加(Audience Engagement)
聴衆を参加させ、関心を持たせるプレゼンやスピーチは非常に高く評価されます。「聴衆を参加させる」と一言で言っても、さまざまなレベルがあり、質問を投げかけて、観客の一人に答えさせるようなものもあれば、黙って聞いている聴衆が、沈黙の中にも常に自分の答えを模索し続けるというような間接的な参加もあり得ます。認知心理学の理論では、聞き手が能動的に考えることによって、聞いた知識が自分のものになることが知られています。よって、問題提起や質問、具体例やエピソードなどを駆使して、聴衆に考えさせ、発話のあるなしにかかわらず答えさせる部分を作り込む必要があります。
簡潔性(Conciseness)
パブリックスピーキングの主要なスキルのところでもお話ししたとおり、スピーチやプレゼンが簡潔であることは、非常に重要です。私たちには1日24時間という限られた時間しかありません。その中であなたの話を1時間聞いた相手が、費やした時間に見合う情報を得られなかったと思うのは残念です。単位時間あたりの有益な情報を増やすほか、ダラダラと長ったらしく聞こえないように、有益な情報を適切な言葉で端的に語ることを心がける必要があります。また、関連するエピソードやストーリーをうまく入れ込むことでより飽きさせないプレゼンにすることも可能です。
論理性(Logic)
論理性についても主要なスキルのところで触れました。プレゼンやスピーチに論理的な構成を持たせると聴衆にとって聞きやすく、話し手である自分にとっても覚えやすいものになります。プレゼンの論理的な組み立てを意識し、話の展開に論理的な穴がないか、飛躍がないかを確認しながら、適切な順序で情報を伝えることで、自然とプレゼンのリズムやフローが生まれていきます。認知心理学では、新しい知識は、すでに持ち合わせている知識との統合として習得されることがわかっています。よって論理的に飛躍がなく、順序立てられたスピーチは聞き手の新しい知識となりやすいのです。
明瞭性(Clarity)
スピーチは簡潔で論理的であると同時に、明瞭であるべきです。情報やメッセージが分かりやすく、誤解を生じないように伝えること必要がありますが、言葉のコミュニケーションというのはとても複雑で、込み入った概念を伝えようとしたり、ネイティブでない言語でスピーチをしようとしたりすると簡単に明瞭性が失われてしまいます。よって、構築段階での言葉選びはとても重要です。さらにスピーチでは、重要なポイントやメッセージを強調してメリハリをつけることでも明瞭性をあげることが可能です。そのためにもアーティキュレーションやイントネーションなどのスキルは明瞭性へのキーとなります。
表現力(Expression)
声のトーン、強弱、感情表現、文脈によるイントネーションの変化などの表現力もまた、聞き手に与える印象を大きく変えるパブリックスピーキングの要素です。表現力豊かなスピーチやプレゼンは、メッセージの伝わり方を大きく左右します。人前で話をするときは、言葉の持つ意味をフルに体感しながら、役者にやったような気持ちで話すことで、より豊かな色彩を放つスピーチに変わると言えます。
非言語コミュニケーション(Nonverbal Communication)
声のトーンなどと同様に、視線、ジェスチャー、表情、姿勢などの非言語コミュニケーションが含まれていることも、良いパブリックスピーキングの条件です。これらの非言語コミュニケーションは、発話に自然に付随するものから、舞台の上でダンスを踊るように振り付けを行うものまでさまざまです。時に、ジェスチャーは、自らの感情表現をコントロールし、豊かな発生を助けるものとして使うこともできます。
自信(Confidence)
人前に立って話さなければいけないという時、人は誰しも少なからずの緊張やプレッシャーを感じるものです。ところが、主要なスキルのところでもお話ししたとおり、自信を感じさせる発話は人に安心感を与え、より内容の伝わりやすい良いスピーチとなることが知られています。ですから、良いスピーチをしようと思うのであれば、否が応でも自信を持たなくてはいけません。自信がなければ、安心感も説得力も得ることができないからです。でも安心してください。このコースでは、自信の持ち方についてもじっくりお話しさせていただきますので、楽しみにしていてくださいね。
ユーモア(Humour)
良いパブリックスピーキングの条件として、忘れてはいけないのがユーモアです。私は個人的にこの要素に非常に重きをおいています。というのも、日本人のプレゼンやスピーチがしばしばあまり面白くないのは、ユーモアを欠いているからだと思うのです。特に英語のスピーチにはユーモアが欠かせません。でもユーモアというのは文化差の影響を受けやすく、場のフォーマルさの度合いによっても変化してくる曲者ものでもありますので、ぜひ講座を通してよく考察してみてください。
即興性(Improvisation)
これもまた、日本人にとっては難しい要素かもしれませんが、パブリックスピーキングには少なからず即興性が伴い、状況に応じた適応力や柔軟性が求められます。基本的なことで言えば、自分の言った冗談に聴衆が笑ってくれた場合は、笑いが収まるまで次の文を喋り出さないなどのルールがあります。また、答えを持ち合わせていないような質問を当てられた時には、自分の都合の良いように答えを変えていくという手法もあります。よって、自分のスピーキングを本当に自分にとって有利なようにコントロールしたいのであれば、即興性はかなり強い武器になると言えます。
皆さんのプレゼンやスピーチは上記の点を網羅できているでしょうか?各ポイントについて、ここで一度弱点を洗い出してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?このレッスン1では、導入としてパブリックスピーキングの主要スキル、構成要素、そして基本原理について学びました。これらは広義のパブリックスピーキングの大枠となるものです。次回からのレッスンでは、これらの要素の一つ一つについてもう少し細かく見ていくと同時に、具体的なテクニックやスキルの収録方法についてもお話ししていきます。
課題
パブリックスピーキングは、実際に「話すこと」なくしてそのスキルを向上させることはできません。私自身、トレーニングの場で実際に話をし、さらにお仕事の経験を重ねることで、スピーチやプレゼンのスキルを向上させてきました。また、パブリックスピーキングスキルは、しばらくやっていないと鈍ってしまうという厄介なスキルでもあります。よってこの講座では、皆さんに知識として学んでいただくだけでなく、しっかりとパブリックスピーキングの力を身体で習得していただけるように課題を用意しています。
まず、スマホのタイマー機能を立ち上げて、2分間のタイマーをセットしてください。以下のそれぞれのお題について、理由や関連するエピソードなどを踏まえて、2分間で完結するように英語で話してみてください。
- あなたの好きな食べ物はなんですか?
- あなたの尊敬する人は誰ですか?
- あなたはインスタグラム派ですか、X派ですか?
これでレッスン1は終了です。お疲れ様でした!それでは次回のレッスンでまたお会いできるのを楽しみにしています。
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